「HSPこそ好きなことを」個人的解釈
○はじめに
突然なんですけど、私、新しいことをするのがすご~~く苦手なんですよ。
人と関わるものに関して。「怖い」んです。
それこそバイトとか就活の受ける先を選ぶにしても、
「やったことないのにできますとか言えない…」
「仮に入ったとしてできなかったらどうしよう…」
というのが強すぎて、未知のものにぜんっぜん飛び込めないんです。
これに加えて
「私って一つの事を人並みにできるようになるまで時間かかるんだよな…」
という認識もある。これはHSPあるあるらしいんですけどね。
慣れないことってだけで刺激が強いですからね、これは正直諦めてます笑
ともかく、上記のような理由でまあとにかく今までの経験に固執する固執する。
その証拠に、20卒の就活の前半は「接客」という割と強めの縛りの元企業を受けていたりしました。
理由は、「今までやったことのある飲食や家庭教師のバイトみたく対面で出来る仕事ならできると思ったから」。
…しかし結局ご縁が無いまま今に至っているのも事実。
今でこそもう少し視野を広げてはいるのですが、やっぱりこのままだとダメだなと思ったんですよね。だってここまでくると「生きづらい」の範疇内なんですもん、この思考回路。
もともとの性格的にある程度仕方ないとしても、こじらせている理由があるはずだ!
もうちょい新しいことに取り組むのに前向きになった方が絶対今後ラクになる!私がハッピーになれるのだ!
そんなわけで、「新しいことをするのが怖い」について少し考えてみることにしました。
○考察
結論から言うと、
「やるからには結果を出さなければ」
が強すぎるのが諸悪の根源なんですよね。結果が出ないのが怖くてたまらないって感じです。
最初なんだしできなくてトーゼンじゃん、やってくうちにだんだん身についていけばOKOK、というスタンスがからっきしない。
だから「できなかったらどうしよう」ってなるんですよね。
私が上司だったらこんな部下はイヤですね。なまじ真面目に取り組んでいる分ヘタに注意したらめちゃくちゃヘコみそうじゃないですか。
…しかし、そういう考えになってしまったのにも理由はあるのです。
それは、「結果を出す=人から理解される」という方程式が私の中で成り立ってしまっていた、ということです。
実は私は中高時代を通じてあまり親や友人に言葉で理解してもらえると思っていませんでした。
私が思ったことを言っても、いかんせん感覚がずれているために不思議ちゃん扱いされたり、思わぬタイミングで謎のウケを獲得したり。
思ったことをそのまま「こう思ったんだね」と言ってもらえた経験が乏しかったんですよね。
その反動として、勉強で成果を出したい、と思っていたんです。
分かってほしいから。
私は言葉で人に分かってもらう事はできない。でも勉強で点数が出ればきっとわかってもらえるはずだ。
そういう思考回路でした。
幸か不幸か、うまいこと志望校が決まったこともあり結果的に勉強という面では「分かってもらえて」しまったんです。
やっぱり居心地が良かったんですよね。点数とか偏差値が出るんで、私の頭の回し方は、考え方は、間違ってない!と思うことができたから。
でも、成績が上がったのも高校からで、それこそ頑張っても伸びなかった中学時代は悲惨なモノでした。。。
ともかく、そういう経緯があって「結果を出す=分かってもらえる」という構図が出来上がってしまったんです。
○でも今は
でも、その考え方を今の生活にも当てはめたい訳じゃありません。
確かに中高の時はそう考えるしかなかったかもしれません。
でも、大学に入ってからは(大人になったというのもありますが)もっと一対一できちんと話せるようになった。それは中高からの友達相手でも同じです。私の話は、きちんと話せば通じる。そう思えるような出来事もありました。
なにより、こういう考え方のままで社会に出るのはあまりにしんどい。
いつも結果を出せるわけではない、仮にわかってもらえなかったとしても私は私だと考えられるようになってから社会人になりなさい。
今までの数十社と落ちた就活が私に教えてくれたことがあるとしたら、そういうことなのだと思います。
○ちなみに。
…ちなみに。
ここまでお読みくださった方、疑問に思うことは無いでしょうか。
新しいことが怖いと言いながら動けたのはなんでだ?
とお思いになった方はいないでしょうか。
実は本当に伝えたいのはここからで、
怖い怖いと言いながらも最終的に私を動かしていたのは何だったのか、ということです。
ズバリ、
「居心地」と「憧れ」
です。
志望校の決め手が(学歴を兼ねるというのもありますが)街の雰囲気であったということや、※https://hsp-hotmilk.hatenablog.com/entry/2019/09/18/191741参照
受験生時代通ったミスドとマックの店員さんが顔を覚えて応援してくれたことから「ああいうバイトをしたい」と思うようになった憧れ。
その他諸々ありますが、どんなに怖くても行動に移せたのはその恐怖をもって余りある「居心地」と「憧れ」がそこにあったからなのです。
おそらく、HSPとか内向的な方の中には私みたいな思考回路に陥る方が少なくないと思うのです。
今回この内容を記事にしたのは、私が個人的に自分語りをしたかったからというのもありますが、同じような思いをされている方に一人でも読んでもらえればと思ったからでもあります。
20そこらの小娘に言われてもなぁ…と言われてしまえばそれまでですが、HSPの悪く言えば融通が利かない、良く言えば一点突破、という性質を考えると、「居心地」「憧れ」を求めて動くのは一つの策なのではないでしょうか。
タイトルである「HSPこそ好きなことを」の「好き」の部分が、「居心地」と「憧れ」
なのです。