空港と温泉
空港で乗り継ぎをしていた時のこと。
日本語が聞こえない空港。
色々な肌や髪の色をした人がいる空港。
圧倒的に非日常の空気です。
とはいえ一日足らずでも自分がいわゆる「ガイジン」であるという状況には慣れるもので。
というのも、色々なことをしている人がいるんですよね。飛行機での寝る姿勢とか、空港内での待ち時間とか、普通の日常生活ではしないような姿勢をしているんです。そしてそれを誰も気にしていない。
地べたに座って充電コードを指していても、ヨガのようなことをしていても、気に留められないんです。
元々音や光にすごく敏感なたちでもないから言えることなのではあるのですが、良い意味で鈍感になれますね。
旅の恥はかき捨てって言いますし。
この気にしなさ、何かに似ているなと思いました。
そう、温泉だな、と思ったのです。
私家の近くの銭湯や温泉にけっこう行くんですけど、そういうところでの鈍感さに近いんです。
みんな裸でウロウロしてるのに誰も気にしない。
あとは場所が場所だけにみんな日頃より優しい。
私にとっては空港が非日常の中で鈍感になる場所なら、家の近くの温泉は日常の中で鈍感になる場所なのです。
日頃人の顔色を伺っちゃいがちで…とか
何を言われてるか気になって…とか
HSPアカでたまに呟くような類のことがどーでもよくなる場所なんでしょうね。