相談うまいへた
お久しぶりの更新になります!
今回のテーマは「相談下手」について。
実は、昨年卒業を延ばすことを決めてから「人に相談できる人になりたい!」と努力していたんですよね。
で、勇気をもって相談というものを人に投げかけてみようと試みていたのです。
最近はそこで学んだことを忘れがちだな…と感じることも多いため、備忘録として文章にしてみようと思った次第です。
まずは失敗例
前提として、私が相談に乗ってもらったのはすでにある程度仲が良い友人たちでした。
相談内容はもちろん就活の話。
みんな就留なんてしたことないのによく付き合ってくれたなと思います、ほんと。
でも、相談ってすればいいものではないんですよね。
「相談をする」こと自体は大きな一歩だったのですが、
結局、私が要領を掴む前にみんな卒業しちゃいましたね。
何がいけなかったのだろう、、、その理由について考えてみると、
どういう返答が帰ってきてほしいのかが自分でもわからない
これなんですよ。
悩みがあって、それを一人で考える(自分が自分の相談役になる)とわかるんですけど、どう反応してもらえるかが自分でもわかっていないケースがとても多いんですよね。
こういう状態だと、周りが周りなりに共感しようとしてくれたり、考えて何かを言ってくれても
「うーん…」
としか言えない。
周りの親身さが申し訳なくなってくるし、言えない自分にも情けなくなってくるし…
何か、違うな…となってしまったんですよね。
成功例
一方、きちんと相談してきちんとスッキリできる人は何が違うのか。
一言でいうと「分かりやすい」んですよね。
本人がその時どう思ったのか。怒ったとか悲しいとか。
本当はどうしてほしかったのか。
話す中で、その二つが明瞭なのです。
なので聞いている側も共感や励ましがしやすいのです。
ついでに言うとこういう話し方ができる人は「人は話せば聞いてくれる」という成功体験を積んできているんで、相談するって行為自体にも抵抗が無いんですよね。つよい。
なにが違うのか
相談上手の友人のうち一人と話をしていると、
「え、悔しい!とか怒った!ってその場で出てこない?」
って言われたんですよね。
衝撃でした。出てこないよ私には。
そもそも相談しやすい感じ方をする人とそうでない人っているんだ、と悟った瞬間でした。
これは本当に生まれつきのものなんだと思います。肌や髪の色みたいなもの。
例えば、誰かにイヤなことを言われた!という場合。
相談がうまい彼女だと、
「そりゃ私にも落ち度はあったけど、言い過ぎじゃない!?私だってああ言われるとやる気無くしちゃう」
みたいな言い方になるのですが、私だと
「まぁ私にも落ち度はあるからね。んー、でも気にしないようにしても気にしちゃって…
この仕事は頑張りたいけど自信なくしちゃうな」
みたくなるんですよね。
おわかりでしょうか。両方とも言っていることは同じなのですが、友人の話しぶりの方がまだ励ましぶりがあるんです。
結局どうすればいいのか
以上の内容から私が出した結論は、
「人に相談する時は
- どう思ったのか
- 本当はどうあってほしかったのか
を明らかにしてから相談する」です。
なにかうまくいかなかったことがあった時、彼女みたく思ったことを無加工で発してもどうにかなる人と私みたくある程度一人で考える時間を設けて整理する必要がある人は両方いるのでしょう。
そして、それは生まれつきのもの。
あまり、私みたいなタイプが
「なんで私は彼女みたくうまく人に相談できないんだろう…」
と思うのはよくないですね。不毛です。
それに一人で考えているうちに気づいたら自分で自分を慰める作業が片付くかもしれません。
相談というのはしたらどうにかなるわけではない。
結局自分が一番自分の良き相談相手だったなんてことはザラだと思います。
もし、それでもこの人には相談できる…!という人がいるのであれば、心からその貴重な存在に感謝することが私たちにできるせめてものことでしょう。
最後になりますが、この友人はありがとうとごめんなさいがきちんと言える子です。
私はそんな彼女をとても素敵だな、と思うのです。
…そして、彼女には私の相談に乗らせないほうが互いの為だな、とも。