親から見ると
昨日はHSPの私から見た非HSPの親についての記事になりましたが、これが逆の立場だとどういう見え方をするのかということにも思いを馳せてみました。
というわけで、今回は非HSPの親から見たHSPの子供ってどんななんだろうな、という文章です。
私自身はこうだったという主観の元書いているので、客観性は皆無です。
子供がHSC的な要素を表に出すとき。
まず第一に、心配になると思います。
ウチの子の考え方ってなんでこうなの?
なんでそんなことで怒るの?
普通こうじゃないの?
…とにかく、「普通」こうじゃないのかな、というのは強いと思います。
そもそもの物の感じ方が違うのでしょうがない部分ではありますが、やはり子供には社会に適応してほしいと思うのが親でしょう。
あやすのが難しいとか臆病だとかどこかしらの時点で
ンン???となるタイミングはあるのではないかな、と思います。
ADHDなどにも当てはまるかもしれませんが、赤ちゃんの段階での検診には引っかからなかったんだけどな…と。
最近本屋でも平積みされているのを見るようになったHSCの本とかはそういう親御さんが手に取るような見出しや帯になっているのではないでしょうか。
第二に、この子育てづらい…が来ると思います。
これは娘である私自身が「私が子供だったらめんどくさいだろうなあ」と思っていることにも起因します。
何しろ、自分が自然に与えられるものより多く、キメの細かい愛情を要求されるわけです。
家族という身近な関係性でコレはキツイのではないでしょうか。
親側からするとベストは尽くしてるのになあ、、、というケースもあると思います。
第一、第二の要素をどう捉えるかは親御さん次第でしょう。本人の気質を好意的に受け入れてくれる親御さんもきっとたくさんいるのだと思います。
ちなみに私の親はHSPについて深く理解し気持ちを極力汲む…というタイプはないので、
「分かり合えんな!クソ!!」
と思う時はザラですが、それ故に逆になるほどと思う言葉を返してきたりもします。
一番おおと思ったのは、
「HSPの人って表情乏しそう」
という一言。
これは私の中から出てくる言葉ではありませんでしたが、交流会などで確実にHSPだという人と接しているとその表情は概して乏しいと感じたのです。
確かに、という返事が自然に出てきました。
いやだってHSPの感覚全開で日頃生きてたらついて行ききれないことって多いんですよね。
いちいち怒ったり傷ついてたりしてたら保たないんですよね。
表に出す出さない以前に、感じないようにしようとする方が実際なにかと楽だからHSPは苦労するんです。
そりゃー表情も乏しくなりますよね。
本当は並の人より多くのモノを感じているはずなのですが、皮肉なモノです。
でも、そういう内部事情はともかくはたから見ると「表情の乏しい人」。
そう見えるのか、と思いました。
まあともかくお互い自分の中には無い感覚で子供が世の中を見ているんですよね。
親と言えど一人の人。完全な存在ではありません。
「ウチの子分からんな…」
と思うのも極めて自然な現象であり、それ自体を責めてはいけないと思います。
とはいえ、
「分かってもらえなかった!」
が強い身から言わせてもらうと、
分かろうとしている姿勢
を見せるというのがキモだと思うんですよね。
実際には理解しきれない。でも、そういう気概はある。
それが分かるだけでも、救われるものはあると思うのです。