いごこちのありか

就活を経てHSPの存在を知った者です。よろしくお願いします。

どうせ考えすぎるなら

今回は、HSPというよりこれを書いている私、いごこち個人の話です。

というか、このブログはこういう内容も多いだろうなあ、と思うのです。特に収益化とか考えず私がただやりたくてやっていることとなると…笑

 

私は一人でいるといつも何かを考えている。

それは自分のことだったり、友人のことだったり、つい最近起きたことであったり、いろいろ。

それこそ就活を経て得た気づきの一つとして、外に出てやることが少ないとその分のエネルギーをぐるぐるぐるぐる際限なく考えることに使うように私はなっている、というのもあるくらいだ。

 

私は自宅から大学に通うのに一時間半一人で電車やバスに揺られていた。中高はそういう環境ではなかったため、生まれて初めて一人っきりでまとまった時間一人でいるという機会に恵まれるようになった。

すると、次第に電車の中はシンキングタイムになる。それまであまり出てこなかった内向的な部分が顔をのぞかせる。そしてその時間はいつからか自分と向き合う、結果的に一人のまとまった時間を必要とするHSPにとっての癒しの時間となったのだ。

だから、私は公共機関に揺られている時間がけっこう好きなのだ。たとえ、日によって多少混雑していようともだ。

そして、そんな通学時間によって私のぐるぐる思考回路は習慣化していったというワケである。

 

そんな私が最近思うのは、そんなよくも悪くもぐるぐるぐるぐる考え込むことが好きな人こそ、考えることが日常の実りになるように生きるべきなんだろうな、ということである。

ただボーッとプライベートな事象に思いをはせるというのももちろんいい。でも今回私が指しているのは思考力を活かした仕事でお金を稼ぐとか、趣味を極めて深く付き合える関係性を作るとかそういう結果的に外の世界に向かう方面のこと。

 

なぜそう思うように至ったかというと、私が仕事について考える上でやはりそういう思考回路を活かす仕事こそ生きるすべだろう、と思い至ったからだ。

よく派遣のバイトをするのだが、やったことのある方なら分かる通り基本的に単純作業なのだ。拘束時間が長いのでお金はもらえるが、深い思考力はあまり使わない。

現場監督の指示に従って、初めての場で単純作業をこなす。

…正直、他の人よりトロいなぁ…と思うことも少なくない。

そして、その場に慣れてくると途端に

 

あーあ、たいくつ!もうこの作業するのに頭使うところないじゃん!!別の事考えよーっと!

 

と、自分を持て余してしまうのだ。

結果的にそれは勤務がおざなりになることにつながる。

実際、それで何回かしっかりしてくださいねーと言われている現実があるのだ。

HSPの思考回路は外にメッチャ気を遣うか一つの事にガッと集中するかの二択。

そのあるあるを知っていて、初めて自分を責めずにすみませんということができる。

 

とにかく、少なくとも私に関しては無であることがあまり無いので、本来注意を向けるべき対象が思考を要するものではないと、こういう現象がしばしば起きてしまうのだ。

 

そんな訳で、仕事のように何かしら外に向かう要素のあることに関して、私は「一つの事にガッ」でアプローチしうるもので向き合おう、と心に決めている。

ぐるぐる考えられるというのは、そう誰にでもできるものではない、才能である。

環境次第で毒にも薬にもなるのであれば、せっかくだし薬にしたい。

自分の一部が誰かの、そして自分自身の薬になる、と思える環境は、きっといごこちのよいものだろうから。

その環境を整えるという気持ちを持つだけでも、それは自己肯定に繋がるだろうと私は信じている。